この本を知り、早速古本屋さんで購入。
栃折久美子さんによる、金魚の魚拓装幀も素敵です。
もーすごく気に入りました。
金魚もの(そんなジャンルあるのか?)では最高じゃないでしょうかー!
以下金魚の「あたい」の台詞から。
「つまり女が男について或る考へに、突然、取り憑かれてしまつて手が動かなくなるのよ、ほんの少時といつても瞬間的なものだけれど、どうにも、身うごきの出来ないくらゐに考え事が、心も身もしばりつけて来る瞬間があるのよ、あんな
怖い鋭い時間ないわ、……(略)」
「あたい、ぢつとしてゐるわ、その考え事がすうと通りすぎるまで待つより外ないわ、来ることも迅いが、去つてしまふのも、とても素早い奴なのよ。」
(本当は漢字は旧字体です)
講談社文芸文庫『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ』
でも装幀は違いますが読めるようです。
